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花えちぜんは、平成二年六月のオープン以来、多くのお客様に支えられ、おかげさまで三十五周年を迎えることができました。
創業当初は、先代である株式会社コバード創業者・小林将男（父）、小林昭子（母）、小林瑞枝（旧姓）の三名により設立され、真心を込めた菓子づくりを志として歩み始めました。
この二の宮の地は、もともと株式会社小林京鳳堂が羽二重餅の製造とともに、機械の製作・販売を行っていたゆかりの場所です。
その後、事業拡大に伴い春江の現在地へ移転し、平成元年に社名を「コバード」と改め、現在に至っております。
跡地の有効活用を検討する中で、地域の皆さまに喜ばれ、心を豊かにするお菓子を届けたいという想いから「花えちぜん」を開店いたしました。
店名には、“地域に根ざし、花のように人々の心を和ませる存在でありたい”という願いが込められています。
以来、北陸・福井（越前）にちなんだお菓子を数多く手がけ、自然豊かな福井の素材を活かした菓子づくりに努めてまいりました。
私たちは、生まれ育ったこの福井の魅力を全国へ、そして世界へ発信し、地域のイメージ向上と活性化に貢献できるよう尽力しております。
また、十七年前より本格的にオンラインショップを展開し、和菓子・洋菓子・ケーキなど多彩な商品を全国のお客様にお届けしております。
おかげさまで、これまでに数々の栄えある賞を賜り、多くのお客様にご支持いただけるお店へと成長いたしました。
花えちぜんは、「お客様の立場に立った考え方」を大切にし、丁寧なものづくりと心の通うおもてなしを通して、地域の皆さまに愛され続けるお店づくりを目指しております。
また、社員一人ひとりが誇りを持ち、「ここで働けてよかった」と感じられる職場環境づくりにも力を注いでおります。
これからも、菓子づくりを通して喜びと幸せをお届けし、地域社会とともに歩んでまいります。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和７年　６月　
株式会社花えちぜん　代表取締役　吹上瑞枝